社員インタビュー:マネージャー 中嶋 美冬
博士課程からESGコンサルタントへ
二児の母として、子ども中心の働き方を実践
現在担当している業務内容は?
私は、アナリストとして分析業務を担当しています。機関投資家などが企業に求めるESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みや開示情報とクライアント企業が実際に推進・開示しているESGの情報を比較することでそのギャップ(差異)を明らかにするための分析業務を主に担当しています。その他、気候変動に関わる分析業務(長期的なGHG削減目標の設定やその計画の立案など)も担っています。
DFFでの仕事はどうですか?
やりがいを感じながら働いています。DFFの仕事は「世の中を良くしたい」という想いを具現化することだと思っています。その中でも分析の業務は、企業が取るべき行動を数字や言葉で明確にし、提案することですので、大きな責任を伴います。私は、生物学のバックグラウンドを持っているのでESGのEにあたる環境分野には馴染みがありましたが、DFFの業務を通して、社会やビジネス、企業経営の知識を広げ、日々奮闘しながら分析の業務に取り組んでいます。
DFFに入社しようと思ったきっかけや理由を教えてください。
生物学の中でも、サステナビリティの重要なテーマのひとつでもある生物多様性の研究をしていたことがきっかけです。DFFでは、サステナビリティの実現により直接的に関与・貢献する仕事ができるのではないかと感じ、また「世の中を良くしたい」という同じ想いを持つ同僚と働きたいと思い、入社を決めました。
仕事において心がけていること、こだわっている事はありますか?
事実をベースとした現状認識と正確で分かりやすい表現を大切にしています。これは以前に生物学の研究をしていた時の考え方にも通じるのですが、憶測ではなく事実や根拠をしっかり確認することが重要だと考えています。さらに、分析結果をクライアントが理解し納得できることが必須条件になりますので、単に結果や事実を伝えるのではなく、クライアントの推進や開示にすぐにつなげていただけるよう具体的な文章例や用語解説を含めて丁寧に資料を作成するようにしています。
特に印象に残っている仕事・プロジェクトがあれば教えてください。
数年にわたり担当している大手電機メーカーのプロジェクト(ESGアドバイザリー)が印象に残っています。それは、機関投資家/ESG投資からの要請にタイムリーに対応できるよう、クライアント企業のESG推進・開示をサポートするプロジェクトでした。担当者の皆さまは、一般的にESG外部評価機関からの結果(スコア)や格付け(ランキング)などにこだわりがちですが、それよりもESGへの要請の本質を理解し、対応を強化していきたいと考えるクライアントであったこともあり、なおのこと高いモチベーションを持ってご支援・連携をさせていただくことができました。
アナリストとして活躍する上で、どのような知識やスキルが必要ですか?
ESGに関する高度な知識や読解力が必要だと思います。ESG外部評価機関が発行する評価方法(加点や減点のポイントなど)をまとめた資料があるのですが、クライアントの取り組みや開示情報における不足点(ギャップ)を正確に把握するために、各要請の社会的背景を含めて深く読み解く必要があります。さらにその課題に対して、実現可能な具体的な対応策を提案するため最新の法規制や他社の対応状況等の情報収集も同時に求められます。
DFFでの仕事を通してご自身が成長を実感したことがあれば教えてください。
企業の悩みや課題に正面から向き合い、解決策を提案できた時に自身の成長を実感しました。大学での研究職が長かったので、入社当時は企業経営やガバナンスに馴染みがなかったのですが、DFFの業務を通して、会社の仕組みや、株主の立場、取締役と経営陣の違いなど、ESGに限らずビジネス全般の知識を広げることができました。海外企業のベストプラクティスをもとに解決策を提案し、クライアントが全面的にその提案を採用し、推進・開示につなげていただいた時は、喜びもひとしおでした。
DFFは、どんな社風ですか?
DFFは、個人が尊重されチャレンジする機会が多く与えられる会社だと思います。一緒に働く仲間は、共通して責任感が強く、真面目で誠実な方が多いので、分担したタスクも期限までにしっかり仕上がってきます。あと、わからないことはわからないとオープンに相談できる謙虚な方が多いのも特長だと思います。
フルリモート勤務はどうですか?
打ち合わせ場所への移動時間などを無駄にすることなく、同僚やクライアントと一緒にプロジェクトをタイムリーかつ円滑に進められることが最大の利点だと思います。先日、関西のクライアントとのミーティングがあったのですが、移動時間ゼロで、充実したディスカッションができました。また、海外に住んでいる同僚と協力し、知識やノウハウをタイムリーに共有できたことで、進行中のプロジェクトで悩んでいた部分を解消できました。さらに社会全体でリモートが定着することで、これまでアクセスが難しかった海外でのイベント・セミナー・フォーラム等への参加が可能となり、多様な考え方や情報のインプットが増え、業務上の革新的な発想やアイディアにつながる可能性も感じています。
ワークライフバランスは実践できていますか?
とても充実したワークライフバランスが実現できています。通常往復で2時間かかる通勤がないことで子どもたちとそのぶん一緒に過ごせています。学校から帰宅した時に家にいてあげられることは、子どもたちと私の双方の安心感に繋がっていると思います。
また、事前にタスクなどを社内調整することで、子どもの学校行事に参加できるようになったのは嬉しい驚きでした。
中嶋 美冬(なかじま みふゆ) プロフィール
担当業務・肩書き
担当業務:分析担当
肩書き:マネージャー
入社年(勤務年数)
リモート勤務所在地
東京都
特に関心のある社会課題・テーマ
生物多様性、生態系保全、ダイバーシティ&インクルージョン
2020年9月(3年)
趣味・特技
趣味:映画鑑賞、博物館めぐり
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